
自立活動について
花笑之木工房では、様々な手法・課題を用いて、利用者さんの自発的なコミュニケーションや作業意欲へつなげる工夫をしています。
これらは、施設内のみでの使用を目的としているのではなく、利用者さんが生活や地域に対してどのように活かしていくのか、ということを目的にしています。

絵カードを使ってのコミュニケーションの様子

絵カードを使ってのコミュニケーションの様子

絵カード

絵カードを使ってのコミュニケーションの様子
絵カード:PECS <ペクス>
他者への発言、発語、コミュニケーションに困難がある利用者さんの自発的なコミュニケーションを促し、身につけるための支援として絵カード(※PECS)を用いています。
※PECS(Picture Exchange Communication System)とは、コミュニケーションに困難のある方々を対象とした「絵カード」を用いた代替/コミュニケーションの手法・学習法です。
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自立課題
ひとりで取り組み、ひとりで完成できるように工夫された課題のことを言います。
全ての自立課題は、職員のアイデアと工夫によって製作された手作りです。
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職員のアイデアと工夫によって製作された手作りの課題のひとつです。

職員のアイデアと工夫によって製作された手作りの課題のひとつです。

自立課題が収納された棚。

職員のアイデアと工夫によって製作された手作りの課題のひとつです。

個別のスケジュール

スケジュールカード

その場所で、何をどれくらい行うのかが示されているもの

個別のスケジュール
スケジュール
スケジュールを用いることで、その日の見通しを持つことができ、自発的に行動に移ることができます。
本体とカードに付けてあるマジックテープで、簡単に脱着することができます。
「全体」のスケジュール
「休所された利用者さん」、「午前の取り組みとその対象者」、「午後の取り組みとその対象者」が一目で分かるようにしてあります。
「個別」のスケジュール
利用者さんによって内容が異なります。
・予定を確認し終わったらスケジュールボードの下にあるボックスに入れます。
徐々に減っていくカードを確認することで時間の経過が実感できます。
・カードを剥がしそのカードを持ったまま活動場所に移動し、移動した先にあるボックスに入れます。
これにより「正しい移動」が可能になります。
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トークンシステム
「仕事をする→給料をもらう」が作業意欲へつながればとても喜ばしいことです。
しかし、1か月に1回の給料では見通しをもつことが難しい利用者さんもいます。
そこで、「○○が何回できたらご褒美がある」というように、身近にご褒美を得ることができるのがトークンシステムになります。スーパーのポイントカードと同じシステムです。
例えば
・作業を3クール行うと休憩時にお菓子がもらえる。
・食後の片づけを毎日行うとブランコに乗ることができる など。
ひとりひとりできることも、回数も、ご褒美の内容も違いますので、各々にあったご褒美を設定しています。
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お仕事がひとつ完了すると、マジックテープがついたシールをひとつ獲得することができます。 それらを3つ獲得すると、「ご褒美シール」がもらえます。

お仕事がひとつ完了すると、マジックテープがついたシールをひとつ獲得することができます。 それらを3つ獲得すると、「ごほうびシール」がもらえます。

お仕事がひとつ完了すると、「トトロのためにがんばろう」と書かれたボードにマジックテープがついたシールを貼ることができます。 これらがたまると、白黒のトトロのイラストに、5箇所に切り分けられたカラーのトトロの絵を貼り付けていき、1週間が終わる頃には、カラーのトトロのイラストが完成するようになっています。